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嵐のおパンツ観につきまして

拝啓

自分のお気に入りの秋ドラマの最終回が90分拡大版にならず、

視聴率わるかったんかい・・と凹む昨今、

みなさまにおかれましては

ますますご清栄のことと存じ上げます。

 

さて、幣機構では、ご近所の狩猟民族「アイヌ」様の

クロマニヨン力に関します文献を研究しております。

 

アイヌのみなさまが大昔、嵐が吹き荒れると

「そんなにあばれんなや!あんたの母ちゃん、パンツがやぶれるで~」

と声がけしていたという、なんとも味わい深い風習を見つけましたので

 

ここに写経いたします。

 

雪国のトタンが

 

「そんなにシンシンと雪さ降らせんでけろ!あたいの赤い化粧がとれるっぺ!」

とつやつやした赤いペンキを自慢げにさらす姿が

 

オーバーラップいたしますのは、幣機構だけではありますまい!

 

 

【以下、写経】

 

『知里真志著作集』第三巻、二九頁

「シャマニズムの背景をなす宗教観念はアニミズムだと云われておりますが、アイヌ語アイヌ文学を通じてみたアイヌ文化の著しい特徴の一つは、まさにこのアニミズムなのであります。われわれ人間同様の、生きた存在に考えられているのであります。そこではあらゆる事物がわれわれ人間同様の生きた存在に考えられているのであります。例えば風でありますが、風はわれわれに在っては自然現象で、空気の動きにすぎないのでありますが、アイヌに於いてはそれは歴とした生物なのであります。北海道の或る地方では、風が吹き荒れると、家の外に草刈り鎌を立てて、風の神よ、あんまり暴れると、あなたの奥さんの腰巻が切れますぜ、などと唱えます。つまり風が女房を連れて暴れまわっているという考えなのであります。

 

 

以上であります。

 

 

みなさまにおかれましても、すてき文献を発見なさった際には

下記までお気軽にご報告くださいませ。

 

ささやかながら謝礼もご用意しております。

 

info@totan.org

 

敬具